国際テクノロジーニュース(2022年8月)

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無人自動運転タクシー(中国)

中国のFinancial Associate Pressのニュースによると、中国では、湖北省武漢市の経済技術開発区と重慶市の永川区において8月8日から無人自動運転タクシーの正式営業が始まった。

中国で最大級の検索エンジンを提供する会社である百度(Baidu)は、重慶市と湖北省武漢市の両政府から無人運転実証運営資格を取得したうえ、8月8日から、重慶市では永川区の特定エリア(30平方キロメートル)で営業車両5台、武漢市では経済技術開発区の特定エリア(13平方キロメートル)で営業車両も5台、タクシー車内にドライバーやサポートスタッフなしの完全無人の自動運転タクシーサービスを提供している。

百度(Baidu)は、遠隔的な冗⾧監視や安全運行管理など複数の対策を通じて、乗客の安全を確保するために最善を尽くしている。また、安全運行については、遠隔監視側から一対一の即時対応を行っている。

10カ月間で390件以上の自動運転事故が発生(米国)

2022年6月15日、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、レベル2の先進運転支援システム(ADAS)の運転事故に関するデータを発表した。

NHTSAの公告によると、2021年7月1日から2022年5月15日までの約10カ月間に、レベル2のADASに関連する事故が392件発生した。

このうち、約70%(273件)は、テスラ車(Tesla)が関係する事故であり、これらの事故時にオートパイロット(Autopilot)システム又はFSD(Full Self Driving)ベータシステムがオンになっていた。また、ホンダ車(Honda)は90件、スバル車(SUBARU)は10件発生しており、それぞれ事故件数2位、3位となった。BMW、フォード(Ford)、GM、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、トヨタ(TOYOTA)などの他の自動車メーカーの事故件数はそれぞれ5件未満であった。

米国には約83万台のオートパイロット(Autopilot)を搭載したテスラ車があり、車両の総数が多くて、他の自動車会社に比べて事故も多かった。

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