目次
はじめに
企業の技術研究や特許事務所の権利化処理のために、中国の特許審査情報の照会システムについて紹介する。
近年、IoT(Internet of Things/モノのインターネット)やAI(Artificial Intelligence/人工知能)によって、技術の発展は激化している。そんな中、人々の日常生活をより便利にするために、中国の企業が次世代モビリティ、ライフサイエンスや自動運転などをキーワードとするさまざまな発明の特許を出願している。
企業の技術研究や特許事務所の権利化処理として、業務中に中国の特許審査情報を参照する場合がある。ここで、中国の特許審査情報の照会システムについて紹介する。
はじめに、中国特許照会システムを使用するための準備として、システムの「公衆ユーザー登録」という機能を説明する。
【関連記事】
・「ログイン」について:「中国特許照会システムの紹介(2)」
・「情報照会」について:「中国特許照会システムの紹介(3)」
・「審査情報」について:「中国特許照会システムの紹介(4)」
中国特許照会システムへアクセス
中国特許照会システムにアクセスする。
画面が中国語で表示されている場合、画面の右上の「日本語」をクリックすると、日本語画面に切り替えられる。
画面の右下の「公衆登録ユーザー」をクリックする。
公衆ユーザー登録
「公衆登録ユーザー」をクリックしたら、公衆ユーザー登録用の画面が表示される。そして、画面に必要な情報を入力する。特に、パスワードには、数字、小文字、大文字、および、特殊文字(〜、!、@、#、$、%、^、&、*)全部を含むことが要求され、更に、長さを8〜18桁にする必要がある。
画像確認
「画像確認」のところに、マウスポインターを置くと、次の画面が表示される。
漢字をクリック
説明のとおり、順次、漢字をクリックする。(画面が表示される度に、漢字が変わる)
確認コードを取得
確認ができたら、検証成功の印が表示される。次に、「確認コードを取得する」をクリックして、前に入力した携帯番号に確認コードが届く。届いた確認コードを「認証コード」の欄に入力して、画面の下部の「確定」をクリックする。このようにして、「公衆ユーザー登録」が完了する。登録した携帯番号とパスワードを使ってログインすることができる。
以上、中国特許照会システムの「公衆ユーザー登録」という機能を説明した。
次回は、中国特許照会システムのログインについて説明する。
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