WIPO(世界知的所有権機関)とSDGs(持続可能な開発目標)について

目次

WIPOから、SDGsへの貢献について示されています。
以降、WIPOのホームページに記載されている事項のいくつかの例について示します。
WIPOでも、SDGsの取り組みが盛んなようです。今後、知財はSDGsとの関連が一層強くなると思われます。

SDGs目標9「産業と技術革新の基板をつくろう」について

WIPOは、発明者支援プログラム(IAP)を用意することによって、SDGs目標9「産業と技術革新の基板をつくろう」に貢献しています。
発明者支援プログラム(IAP)は、限られたリソースを持つ発明者や中小企業がイノベーションを商業資産に変換することを支援します。
発明者支援プログラム(IAP)は、発明者をボランティアの弁理士または代理人と照合し、無料で特許システムをナビゲートすることを助けます。このプログラムは、自国および特定の管轄区域の受益者にプロボノベースで特許起草および審査サービスを提供するボランティアのグローバルネットワークから恩恵を受けています。
発明者支援プログラム(IAP)の参加国は、チリ、コロンビア、エクアドル、モロッコ、ペルー、フィリピン、南アフリカです。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」について

WIPO Re:Searchは、知的財産(IP)で保護された健康資産とノウハウの共有を奨励することにより、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献しています。
具体的には、WIPO Re:SearchはIPを必要とする研究者がIPを利用できるようにすることによって、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献しています。

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」について

WIPOのアクセシブル・ブックス・コンソーシアム(ABC)は、アクセシブルなフォーマットで世界中の書籍の数を増やし、視覚障害者、その他の印刷物に障害のある人々が利用できるようにすることで、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」に貢献しています。

今回は記載を省略しましたが、WIPOでは、その他、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」、SDGs目標17「パートナーシップで目標と達成しよう」、SDGs目標8「働きがいも経済成長も」、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に貢献していることが示されています。

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